自己変革のメカニズム

今朝はタリーズからこのblogを書いています。
節電の影響で、ずいぶんと室内が暗いですね。
光が体や心に与える影響の大きさを実感します。

「今の状態」から、「違う状態」へ変化したい、
「今の自分」から、「あんな自分」に変化したいと考えたときに、その変化の「主体」と「客体」はそれぞれ何になるでしょうか?

そう考えると「今の自分」が変化を起こす主体であり、
変化される対象となる客体も「今の自分」になります。

「今の自分が、今の自分を変える」
良く考えてみると、矛盾があることにお気づきでしょうか?

自分で自分を変えるのが難しいために、
私たちは「外の力」を活用します。

「たとえば明日から運動しよう!」
「ダイエットしよう!」
と決意した場合に、
ジムに通ったり、
さらにはパーソナルトレーナーについてもらったりして、
運動しない、太っている今の自分から、運動して、痩せている自分へと、第三者が客観的に導いていきます。

英語を学ぼう!というときも同じです。
英会話学校に通ったり、英会話の講師の指導に沿って、
英語の話せない今の自分から、英語の話せる今の自分への変化を生み出していきます。

このように私たちは「自己変革」を促すときに、
自分以外の「外の力」を使い、それを道具として、テコの原理のように、自分を引き上げていきます。

体を動かそうと思えばジムへ行き、
英語を話そうと思えば、英会話学校へ行きます。

このように「どのような自分になりたいのか?」というゴールが明確に設定出来れば、その変化のために必要な道具を探し、活用することが出来ます。

ここでポイントなのが、「お金は使いたくない」、「時間を掛けたくない」「今の生活リズムは変えたくない」といった変化を阻止する障害、言い換えると現状を維持しようとする考えが生まれてきます。

この障害を突破するのが、変化に対する情熱、意志です。

「本当にあなたはその変化を手に入れたいのか?」
「その変化のために10万円を使っても良いか?」
この10万円があれば、服も買えるし美味しいものも食べれるし、旅行にも行ける。
その選択肢を捨てて、その10万円を英会話に投資するのか?ジムに投資するのか?
という「選択」を迫られる訳です。

ですから、変化を現実のものにするためには、
変化に対する強い情熱と選択と、決断が必要になるのです。

このポイントを曖昧にしていると、
いつまでたっても変化できない、
その結果自分は駄目だ、自分は意思が弱いと誤解をしてしまい、自己否定、自己価値を低くしてしまうという負のスパイラルに入ります。

あなたの意志が強い弱いではなく、
変化のための必要なプロセスを踏んでいなかった、
変化への情熱が育っていなかった、変化のメカニズムに沿っていなかった、ただそれだけなのです。
あなたが良い悪い、できるできないではないのです。

ですから変化出来なかったと言っても、
自分を責めることは無いのです。

自己変革のメカニズムを常に意識していると、
変化をスムーズに生み出せますよ。

変化のためには、「理解」が一番大切です。