モチベーションエンジンの停止

20代が終わるまで、私を突き動かすモチベーションは、
お金が欲しい、パートナー(彼女)が欲しい、人に認められたい、実績が欲しい、広い家が欲しい、自由な時間が欲しい、社長になりたい、そんな思いが自分のモチベーションになっていました。

30代になり、ふと気がつくとそれらの欲求は全て満たされていて、次の自分を突き動かすモチベーションを持たないまま、なんとなく惰性で生きている自分に気が付きました。

お金があるし、時間があるし、妻もいるし、広い家もある。
すでに満たされているから、目に見えて苦しい経験をしていないから気がつかなかったけれど、これから何を求めて頑張っていくのか、その自分を突き動かすエンジンがもうストップして、惰性でしか動いてないことに気がついたのです。

それで焦って、社会のことを考えよう、世の中のことを考えよう、政治や思想、哲学についても勉強しよう、人材育成がこれから大切だと、自分のを言い聞かせていたのですが、どこか取ってつけたような良い話で、嘘っぽくて、自分の本当の気持ちとは繋がらなくて、だからそれを人に伝えても全然心を動かすことが出来なくて、結局そんな聞こえの良い話をしている自分を認めてほしいだけだったんだと気がついて愕然としたり。

そんな葛藤の日々をすごしていた30歳、31歳だったのを思い出しました。

これからどうしていこう・・・
外から見た分には何不自由なく見えていたかもしれないけれど、僕にとっては自分を突き動かすエンジンを持っていないことは、今思うと大きな焦りだったのだと感じています。