本当の自分を生きること

本当の自分とは何でしょうか?
「本当の自分」と「今の自分」にはどのような違いがあるのでしょうか?

私たちはたくさんの情報に囲まれ、たくさんの価値観に囲まれ、たくさんのマスコミ報道や、広告の数々、自分や他人が持っている先入観や相対比較に溢れた現代社会を生きています。

そのような多様な情報をインプットしているうちに、
自分が真に望んだ生き方ではなく、人に合わせた生き方、人に認められる為の生き方、その時代の最大公約数的な生き方を無意識に選択してしまようになっています。

「こうしなければならない」
といった架空の約束体系に束縛されてしまい、
真に自分が願っている生き方が何なのかも分からなくなり、
ただ漠然と目の前の仕事や、目の前の快楽を満たすことで精一杯になってしまいます。

そして、時間があれば、お金があれば、「自分のやりたい事をやれるのに・・・」と思いながら、今を大切に生きるのではなく、「いつか自分らしく生きよう」「来年こそは・・」「このような条件がそろったら・・」と思いながら年を重ねてしまうことほど切ないことはありません。
なぜなら「今」というこの瞬間に生きていないからです。

私たちは明日も生きている保証はありません。
「今」を大切にすること無しに、未来を大切にすることも出来ないのです。

条件が整ったら「自分らしく生きよう、本当にやりたいことをやろう」と思っても、いざ条件が整うと、よりお金が必要だ、より時間が必要だとその条件は満たされること無く先延ばしされます。
なぜなら、「自分らしき生きること、本当にやりたいことをやる」という決断をしていないからです。

だからより良い条件を求め続けて、決断が出来ないまま時が流れてしまいます。

今を生きる。

今の条件で精一杯生きる。
今の条件で、ほんとうに自分がやりたいことをやる。
たとえ少しの時間でもいい。
たとえ理想の数百分の1の規模や出来でもいい。


心の底から、魂の底から溢れている欲望を感じながら、
その欲望に誠実に今を生きてみよう。

そこから、「本当の自分を生きること」が始まるから。